
いま、全国の「道の駅」で新たな動きが広がりつつあります。それが、トレーラーハウスを活用したショップや宿泊施設の導入です。既存の施設に“増築”する形でトレーラーハウスを設置することで、最小限のコストで売場やサービスエリアを拡張することができるため、注目を集めています。
ある道の駅では、コロッケとおにぎりを販売するトレーラーハウス型ショップに、連日多くのお客様が列を作る光景が見られます。見た目も通常の店舗とほとんど変わらず、食品営業許可の取得も容易な設計となっており、「場所がない」「建て替えるには費用が高すぎる」と悩む道の駅にとっては、まさに救世主のような存在です。
※本記事で紹介する事例は、実際の導入を参考にした一般的な活用例です。
トレーラーハウスが選ばれる理由
トレーラーハウスの導入が増えている背景には、以下のような理由があります。
1. 工期不要・即営業可能
建築基準法上の「建築物」ではないため、建築確認申請が不要。設置場所が確保できれば、最短1日で開業も可能です。
2. 初期費用を抑えて出店可能
通常の建築に比べてコストが大幅に抑えられるため、新たなチャレンジをしたい事業者にも適しています。屋外イベントや観光地での「お試し出店」にも最適です。
3. 移動・撤去が可能
トレーラー型なので、設置場所の変更や撤去も簡単。イベント出店や期間限定営業にも柔軟に対応できます。
4. 許認可の取得が比較的容易
食品を扱う場合でも、自治体と調整のうえで営業許可を取得可能。冷凍設備や給排水も内蔵可能な設計のため、飲食店としての営業にも十分対応できます。
想定される導入イメージ
例えば、既存の物産館にはスペースがなく、屋外での物販やテイクアウト需要があるケースでは、トレーラーハウスの設置によってその課題が一気に解消されます。
導入されるトレーラーハウスは、外観・内装ともに常設店舗と遜色ない仕様で、地域の名物を販売するショップとしても活用が可能。販売スペースを拡張したことで、物産館内の混雑緩和にもつながる効果が期待されます。
さらに、地元の若手事業者が店舗運営を担う形であれば、道の駅と地域の起業家支援の新たなモデルとしても展開可能です。
自治体・道の駅からの相談も増加中
「防災拠点としての機能強化」や「宿泊施設の併設」を目的に、トレーラーハウスの導入を検討する自治体や道の駅も年々増加しています。
- 道の駅で宿泊型観光を育てたい
- 地域資源を活かした小規模飲食店舗を展開したい
- 特産品を活かした冷凍商品などの製造拠点を作りたい
- 災害時の応急対応拠点を設けたい
こうした課題に対して、可動式で用途多彩なトレーラーハウスは最適解となり得ます。
出店を希望する事業者の方へ
「道の駅でお店を開きたいけど、どう動けばいいか分からない」「設備にどれだけ費用がかかるのか知りたい」など、不安を抱えている事業者の方も多いと思います。
私たちは、これまで多数の道の駅と連携し、トレーラーハウスを活用した出店モデルの導入支援を行ってきました。導入にあたっては、道の駅側との調整や営業許可の取得、搬入計画なども一括でサポートいたします。
小さな1台から、地域の人気スポットへ。
最初は「ちょっとだけやってみたい」という思いで始めた事業者も、売上増により2台、3台と増設されるケースもあります。
まずはご相談ください
「もっと売りたい、でも場所がない」 「コストをかけずに道の駅と関わりたい」 「宿泊やテイクアウト店舗を道の駅に導入したい」
そんなお悩みがある自治体・道の駅関係者・事業者の方は、ぜひ一度ご相談ください。
トレーラーハウスという柔軟な選択肢が、地域の魅力を最大限に引き出す新たな手段になるはずです。
お問い合わせフォームより、導入希望・ご質問を受け付けております。